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感謝

先週の土曜日、仲良くしていた日本人の留学生友達が帰国した。

彼は自分よりも2週間遅れて来たが、4ヵ月の滞在契約だったので、自分達よりも早めに帰ることになっていた。

彼の出身は兵庫で自分よりも2才年上の大学生。関西人なだけあって面白く、自分のこともよくいじってくれたり、常に面白い話に事欠かない一緒に居て本当に楽しい人だった。

ただ思うことがある。もし彼と日本で知り合っていたらこんなに仲良くなれただろうか。

彼は自分より2才年上だが、話すときはタメ口、名前も呼び捨てで呼んでいた。日本ではまああまり考えられない状況だ。年上に対しては敬語で話し、名前も~さんをつけるのが当たり前。これが普通であるし、そういうのが常識という雰囲気の中で生活しているのだからそうするのが普通である。

だからもし日本で知り合っていたら、もうちょっと堅苦しく付き合っていたし気を使っていたと思う。

そして彼はとてもフレンドリーだった。

彼の英語力はお世辞にも高いとは言えないし、発音もネイティブに比べれば日本訛りが入っていてかつ文法もあまり正しくはない。

だが、彼の話はわかりやすく、ユーモアもあり、何度も話しかけて直ぐに外人相手にも打ち解けていた。外国人の友達も彼の話で笑っていたし、とても楽しそうに見えた。

自分はそういう彼の姿勢にリスペクトしていた。自分は英語を完璧に話すこと、聞くこと、書くことにこだわり過ぎていて、そういう友達と楽しく会話する事を疎かにしていた。話すときも発音を気にするし、文法も気にする。だから上手く喋れなさそうな時には何かを言うのを心にしまい、会話が途切れてしまうことが度々あった。

そういう羞恥心や自分の姿勢を彼の姿を見て、とにかく話そう、楽しもう、というこっちに来た当初の気持ちを思い出した。

今までのように学校で授業を受け、飯を食べて、ジムに行くという生活はもう出来ないし、簡単には会えなくなり寂しいが、これからも一生の友達として続いていけたら嬉しい。